タクシーを一人で乗るほど効率の悪いものはない---同じ方向へ行くタクシーを乗り合いで利用できたら・・・そうイメージした経験は誰にでもあるはず。現在は節約志向を反映してか、タクシーを割り勘で利用するといった使用例が現在増えています。
ネット情報サービスを運営しているスカイミント(東京・新宿)は、複数人数で乗車することで運賃を節約することを前提としたタクシー相乗り仲間募集サイト「タクトモ.com」(http://www.takutomo.com/)をオープンし、都心へ通勤するサラリーマンたちの間で話題になっている。
同社がこのシステムを考案したきっかけは、繁忙時を迎えたタクシー乗り場で起こる何気ない場面から始まる。タクシーを同一方面に行く人たちと相乗りできたなら、どんなに幸せだろう---。
タクシー側が相乗りを募ることは法に触れる---ならば現在地が近い地区から客同士で話し合い、お互いに目的地まで相乗りしたいという意向をネットで確認できれば・・・という視点から「タクトモ.com」は出発した。
このサイトにて利用したい出発場所を入力し、同じ意向を持つ同士を待つ---出発と目的地がほぼ同じ場所であればお互いにオファーメールが届くというシステムだ。
ルートが同じでも降車場所が異なる場合、料金は同乗者がそれぞれ乗った距離に応じて負担することになる。ややこしい面も少なからず存在するが、同サイトは着々と会員を増やしており今や1万人を超えている。
大都市圏でないとなかなかお相手を見つけることはできなさそうだが、始まって間もないサイトだけにこれから会員数がさらに増えていけば問題は少しずつ解消されるだろう。
景気がなかなか上向かずギスギスして余裕のない世の中ではあるが、ITを駆使した優良コミュニティはこうした「ひょんなこと」から始まっていくのかもしれない。

