悪性腫瘍、いわゆる「がん」という人間にとって天敵のような病は、結局のところ生活習慣によって左右する部分が大きいといいます。現代医療では特に喫煙は原因の三割、度を越した飲酒や食肉の摂取も身体によくないといわれているようてす。
喫煙習慣による肺がんの危険性、高脂肪・低繊維の食事によって引き起こす大腸がんリスクの増大など、生活環境の身近に潜む危険因子からできるだけ離して生活していくことが第一のようです。
とはいったものの、生活習慣はなかなか改善されるものではありません。対策を40代から始めても、今までの生活習慣がたたって病気にかかってしまうことも十分に有り得ます。
題材になっているハイフ治療(強力集束超音波)とは、肺がんを除いたあらゆる悪性腫瘍(がん)に有効的な効果をもたらす画期的治療法の一つです。
すい臓がんや肝臓がんなどを機器から読み取り、超音波を体外から照射しながら病変組織を約80℃という高熱で死滅させてしまう治療法は、身体にメスを入れることがなく、患者への身体的負担がありません。
超音波を集めてがん細胞の部分だけを狙い撃ちで高熱にするという医療は大きく分けて二通り存在します。一つは肛門から超音波を発生させる電動歯ブラシのような管を挿入して照射させるタイプ、もう一つは「レントゲン検査+外用薬塗布」のように体外から照射するタイプです。
諸外国における進行性肝がんに対するハイフ治療では、実に80パーセント以上の患者から症状改善が見られたとしています。
今のところ臨床試験の段階ですので費用などもかさんでしまいますが、高度医療と引き換えに余命を長時間与えられるのであれば背に腹はかえられません。
願わくはこの痛みを伴わないがん治療法がスタンダードとなって、国の補助を引き出せるほど悪性腫瘍に有効な手術法として認められることを祈らんばかりです。

