このサービスに魅力を感じるようになったのは旅行を心から楽しむようになった40代からだった。それまではゴールドカード向けの無料ラウンジで満足していたのだが、やはり旅行の回を重ねるごとにあの特別な入口に惹かれてしまう。
保安区域内では搭乗口付近にある高級バーのような入口・・・それがまさしく航空会社専用の特別ラウンジ(休憩スペース)なのだ。
その休憩スペースは誰でも入れるものではない。旅行回数の多い富裕層をはじめ、出張の多いビジネスマン、はたまた"上位ステイタス"目当てで旅行する私のような修行僧がとりこになってしまうほど魅力が満載なのである。(各種ドリンクやおつまみ、ビールなどのお酒などが無料で提供される)
FLY ONプログラム(ANAはプレミアムポイント)とはマイレージとは別に存在するポイントサービスで、このポイント(搭乗回数)が一定の数に達するともらえる「ひいき客」に向けたご褒美といっていい。
2012年1月から12月まで、JALとANA各航空会社のどちらかを選択し、多少無理があっても狙い撃ちのように同じ航空会社を選ぶ。規定達成の基準は1年で30回以上のグループ便利用が条件だ。
私はその30回をクリアしたわけで、並々ならぬ出費努力で年内達成にこぎつけた。2012年もこの険しき道のりをさらに踏み込む覚悟でいる。その回数50回・・・一ヶ月平均で4回以上利用で達成する計算だ。
なぜそこまでこだわるのか、女性ならば謎はさらに深まると思う。これは男(特にB型)ならではの甲斐性でもあり、私が思うにBMWやメルセデス、レクサスという高級車を無理があっても購入することに共通するかもしれない。
飛行機での出張が多いサラリーマンは別として、飛行機に縁がない人にとっては完全なる「大人のお遊び」といえよう。
このクリスタルという位置づけはFLY ONプログラム入門編、3段階の一番下になる。このステイタスカードを持参し、FLY ONのポイントではない「マイレージ1000ポイント」を支払えば、前述の高級クラブのような建物に入れる権利が与えられる。
私が2012年の12月までに狙う搭乗50回以上という枠に入れば、いよいよJMBエメラルド会員になることができる。国内便の優先搭乗の際に一般に先駆けて呼ばれるあの憧れの優遇サービスだ。
私がそのエメラルド会員になれるかどうかは運次第だが、よっぽどのことが起きない限り成功するのではと期待できる。
このエメラルドステイタス獲得で、翌年(2013年)からは晴れてJALグローバルクラブ会員の入会権利(JAL CLUB-Aカード入会が必須)が与えられることになる。JALグローバルクラブに入会することで、私の無茶ぶりはほぼ終了となる予定だ。
しかしながら、心からプライベートを楽しむ年代にもなると出費もいとわない性格になるのであろうか・・・考え方は人それぞれであろうが、時に高まるプライドを機にすると、人間そのもののポリシーとは何なのかを疑いたくなる。
だが、思わず消費行動に走らせてしまうグローバル企業の的確な訴求力は、一方で裏打ちされるほど高品質で納得のいく充実ぶりであることに間違いはない。

