ご当地B級グルメ「黒石つゆ焼きそば」を青森市内で食べられるとあって、私はホテルからレンタサイクルを借りて街外れにある小さなお店に向かった。
「かあさんの店・みこ」では朝早くから夜遅くまでやっている。朝9時ごろから夜12時頃までやっているから好きなときに行けて便利だ。
駄菓子でも売っているかのような昔ながらのお店・・・飾り気のない我が家のような店内では"かあさん"一人で切り盛りしているらしい。
店頭にディスプレーしてあるフライ類。中に入ると作業の途中だったのかどうかわからないが、本物のフライが油きり皿ごとでんとテーブルに乗っていた。
かすかなストーブのかおりがする店内。カウンターではブラウン管テレビで民放ワイドショー番組を大音量で流していた。
なんだか親戚の家にお邪魔しているような感じだ。昔ながらのアットホームな雰囲気で思わず懐かしさがこみ上げてくる。
なんでも本格的なつゆ焼きそばが青森市内で食べられるのはここ一軒くらいのようだ。
黒石市出身という"かあさん"が一見さんでも「おかえりなさい」と一言添えてくれる。お茶や水はセルフサービスだが、慣れない私を見かねてお茶を入れてきてくれた。
ソースで焼いた平たいソフト麺を秘伝のだし汁でいただく。パッと見た感じでは、たぬきうどんに似ている。汁の味は何とも表現しがたいが、最後にソース味が舌に残るのは不思議な感覚だ。
それにしても焼きそばをつゆで食べるなんて、よく考えると斬新な発想ではないだろうか・・・ソース風味のだし汁で身も心もあったまるなんて、北国ならではの発想である。
普通のソース焼きそばも食べたかったが、夕食の時間に近かったので断念した。がっつりした食事というよりかは行田のゼリーフライや行田のフライのように"B級おやつ"といった感覚でいただくといいのではないだろうか。
B級グルメの感覚をさらに広げた「黒石つゆ焼きそば」の私的採点は5点中4.8点。あのだし汁の衝撃は食べた人でないとわからないだろう。
ラーメンやそば、うどんとは違う管理人お奨めの味覚・・・まだ食べていない人にはぜひとも堪能してほしい。

