JAL日本航空「国内線ファーストクラス」という贅沢。庶民にとってこの選択は有り得るのか実際に検証してみた

trendyneo82.png通常、旅行に関してはできるだけ安い底値ツアーを選択して満足していた自分だったが、ここ数年は自由が利かない割り増しだらけのパッケージツアーに嫌気さえ感じていた。
JALPAKなど航空会社直系のツアーに最近はまっていたが、ここにきて立て続けに旅行していたので、自分にとり大掛かりなツアーを企画するつもりはなかった。

とある熱帯夜に熊谷市よりも涼しいとされる北海道へ行ってみたくなり、日本航空(ジャル)のホームページを何気なく覗いてみた。飛行機を選択する場面で目に付く金色の「F」の文字が気になる・・・。
おなじみのJALPAKのツアーをはじめ、普通席やクラスJなどの航空券予約・購入や宿泊と航空券をマイチョイスできるダイナミックパッケージなどをオンラインで予約できる検索ボタンが私たちをいざ旅立ちへといざなっているのだ。

国内旅行に関して言うと、自分には人よりも回数をこなしてきた分(1-3ヶ月に一回)だけの自信と実行力はある。貧乏暇なし(一泊から二泊)なのでスピードを求めると必然的に片道は飛行機になるわけだが、もう一方を違う行程(電車・バス・フェリーなど)で組むこともできる。
そこそこ頭の中に描いているプランを練りながら思いをはせるだけでもストレス解消になってくるので、一人旅を企画するたびのぞき込んでいるわけだ。

JALのホームページは航空会社直系なので企画旅行全般(飛行機・電車・バスなど)を扱う旅行代理店と比較すると、安売りできる包括運賃でないためにいくらか値は張ってしまう。
それでも旅行代理店などに比べれば、JALホームページは今すぐにでも「どこそこへ行ってください」と言わんばかりの充実したオンラインシステム。航空会社およびグループ会社と連携しており、事前の座席指定や宿探し、レンタカーなどほとんどのことは予約・購入したその場面であっという間に完結してしまう。
プラン中の便(フライト時間)と座席の位置(窓側・通路側)、クラス(座席グレード)などをオンラインで選択できる充実ぶり、そして兆速のスピード決済を求めれば、JALのホームページほど便利なものはないだろう。

話は変わり、JAL以外の国内主要航空会社では数年前からコスト削減のため、充実していた無料ドリンク提供を有料化、または廃止してしまった。
しかし日本航空だけはその無料ドリンク提供を今でも継続しており、私の周辺の人からは、(無料ドリンク提供は)今だからこそ「サービスの要」になっている大事なポイントだと力説している。
移ろいゆく時代の波にもめげず、利用者に対しての「ふれあい」と「おもてなし」をなくさずに上質なサービスを追求しているJAL。日本を代表する航空会社だけあって本当のサービスとは何かを知っているようだ。

さて前置きが長くなってしまったが、庶民にとってファーストクラスという縁のなさすぎる響きは憧れだけで終わってしまうのだろうか。結果的にはそうではなさそうだ。

trendyneo83.pngファーストクラス対象便は今のところ羽田から札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡便の各路線のみ。中には座席自体の設定がない機材もあるので注意したい。
対象の便では当日座席が空いていれば包括運賃(格安航空券)でも八千円をプラスするだけでファーストクラスを利用できる。普通運賃、特割などの運賃、小児運賃でも利用できるので、空席が出たら断然お得。空港に着いたらこまめにチェックしてできるだけ早めに確保しておきたい。

ファーストクラスの空きを確かめた上でチェックイン時に購入を決断すると、セレブからミドル層の多くが利用する上質な空間「サクララウンジ」が利用できる。
いわゆるカードラウンジとは違い、選ばれた人たちが利用する場所なのでいたって静かで快適な居心地だ。飛行機の待ち時間に癒しと安らぎを求めたいときには本当に便利であるが、快適な空間であるがゆえに休みすぎてしまっては本末転倒になる。

ファーストクラスは優先搭乗の対象となり、小さな子供連れや障がい者、妊婦の方に続いて搭乗できる。長蛇の列が続く一般席の人たちの前に並ばずに入れるので、ここでもやはり優越感に浸れる。

座席は革張りでゴージャス。新幹線「はやぶさ」のグランクラスと比較しても、身体の沈み具合もよく快適なすわり心地だ。テーブルも大きくて立派。足置きもほぼフラットになり、オーディオ設備(パナソニックのソフトタッチなヘッドホンが快適)も手元を照らすライト類(二段階の明るさを調整できる)も全てにおいてJALファーストクラスシートが格の違いを見せ付けた。

機内食もこだわりを見せる。一流ホテルオーナーシェフが監修する夕食をはじめ、朝食時や昼食時もこだわりの食材を使っており、いつ乗っても不満は感じられない充実ぶりだ。
私が羽田から札幌まで搭乗したときには、ホテル日航アリビラのハンバーグなど高級食材を使ったメニューが登場。メゾンカイザーののもちもちしたパンも花を沿え、めったに食べられないものが目の前に並ぶ。
まるで芸術品のような食材がテーブルの上に揃う・・・フォークやナイフ類を満足に使いこなせない私にとっては、それらを見るだけでもおなかいっぱいになってしまう。

ドリンク類もすばらしい充実振りだ。ポル・ロジェのシャンパンやトマト酢のドリンク、有名な国内ビール、ワインなどもいただける。
コーヒースペシャリストの川島良彰氏と石脇智広氏がコラボしたこだわり豆を使ったというコーヒー(全席で提供)を食後に飲んでみたが、ブルボンエリテという聞きなれないコーヒー豆とキリマンジャロをミックスしたコーヒーがのどの奥深くまで染み渡ってとてもおいしい。

ここまでの話を総括すると、とても八千円増しでは体感できないほどプレミアムなひと時であることが分かるかと思う。決定的に何が違うのかは、やはり体験しなくては分からないことなのではないだろうか。

身分不相応な私がこれだけの贅沢体験をさせていただくと、今後ステイタスの面で大変な勘違いが起きてしまうのではないかと心配してしまう。
ただ、このめったにない幸せなひと時が今後、晩成なる人生への足がかりとなることを期待したい。
最後に・・・JALにまつわるさまざまなマイエピソードをお話しした客室乗務員から、手書きによるメッセージをいただいた。差し支えない程度で披露させていてただき、この検証作業を終わらさせていただきます。

「キタジマ様・本日はファーストクラスをご利用いただきまして本当にありがとうございました。お食事やデザートをお楽しみいただけたと伺い、大変嬉しく存じます。また機内でお会いできますことを心から楽しみにお待ちしております。JL525客室乗務員より」

JAL 日本航空


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