ロシアに本部を置くカスペルスキーは、Google社提供のAndroidOS向けセキュリティソフト「カスペルスキーモバイルセキュリティ9 for Android」の無償配布を開始しました。
悪意を持ったソフトウェアの検知・駆除機能をはじめ、プライバシー保護や端末の紛失・盗難対策機能を備えています。対応OSはAndroid 1.6/2.2で、2.3や3.0などについては今後、有償配布を視野にしてアップデートする予定です。
現在アンドロイドアプリを扱うサイトで「お試しアプリケーション」として無償提供されていますが、製品を広い世代に認知してもらい、性能をためしてもらった上で、同社製品への信頼感獲得と今後の波及効果を期待しているようです。
カスペルスキーモバイルセキュリティ9には、「アンチウイルス」「プライバシー保護」「盗難対策」「着信拒否」というカテゴリーがあります。
代表的な機能として「盗難対策」には、別のSIMカードに差し替えられた場合でも、新しいSIMカードの電話番号情報をメールで通知させ、同時に端末を操作できないようロックすることができます。さらにリモートでの端末ロック/データ消去やグーグルマップを使用したGPSでの追跡も可能です。
アンチウイルスではAndroid向けのマルウェアの検知や駆除、プライバシー保護ではSMSや通話履歴などの保護、着信拒否ではホワイトリスト/ブラックリスト/ハイブリッド(混在)方式による着信とSMSのフィルタが行えるようです。
Android端末をさまざまな脅威から保護するカスペルスキーは他社にはない特色を兼ね揃えています。シマンテックやトレンドマイクロなどのセキュリティソフトが大きなシェアを占める日本市場で、果たしてどこまでシェアを奪うことができるのでしょうか。

